中曽根氏と風見鶏 焼き物の器 人の器 関口 和雄 練馬区議ウェブ議員新聞

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中曽根氏と風見鶏

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関口 和雄

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練馬区議会自由民主党

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2020-3-6

焼き物の器 人の器

私の好きなもの、興味のあるもののひとつに「焼き物」がある。

訪れた先に、その土地の焼き物があれば、

手の出るくらいのものを何かひとつ買い求めるようにしている。

土や製法の違いで、様々な色や形をしている「器」たちは、それぞれ違った魅力を持っている。

 「器」はまた、人の能力や人格を指す言葉でも、ある。

日々使う器に形や大きさの違いがあるように、

人のありようは様々で、器量とはよく言ったものだと、おもう。

 昨年秋、中曽根康弘氏が百一歳で亡くなった。

報道各社が大きく取り上げている様子に、

中曽根氏の存在の大きさを感じるとともに、

平成が終わり、令和が始まった年に、

改めて昭和が終わったような、そんな気持ちになった。

 中曽根氏にまつわる言葉は色々あるが

私の中で一番印象に残っているのが、

風見鶏」である。

彼の政治スタイルを表する言葉として使われた。

周囲の状況を見て、

自分に都合のよい方につく人だと揶揄する言葉である。

佐藤内閣で入閣した際、それまで「反佐藤」と目されていた

彼の変わり身の早さから名づけられたものである。

しかし、その時彼は、

自分が本気で取り組みたい、沖縄問題を扱うポストならば、

国家のために一緒に命がけでやる、とのおもいだったという。

後に彼は、風見鶏と呼ばれたことについて

風見鶏というのは悪くない。
というのは、足は固定しているんだ。しかし、体の上だけが風で動いている。内外の状況によって対応が異なっているというのは、政治として当たり前のことなんですよ。(NHKHPより)」

と語っている。

世の中に、マイナスなイメージでとらえられていた「風見鶏」だが、

彼の言うように、確かに「足」は固定していて、

どんな風が吹こうが、ぶれも倒れもしない。

しかし、

体は風を受け、風にあわせて動くことができる。

その時の時局、世界の流れや動きといった風を読み、

施策を変えながら進んだ、中曽根氏の信念と、

底知れぬ「器の大きさ」を感じさせられる言葉である。

そしてまた、

最近の政治家の発言に、中曽根氏の器との違いを、おもう。

 かくいう私自身も、ひとりの政治家として、

自分の器がどれほどなのかとおもうこともある。

そんな時には、焼き物の器の大きさは、

完成した時から変わることはないけれど、

人の器の大きさは、その経験やおもい、で、変わるものだと信じ、

前をむくことにしている


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