池尻成二議員新春インタビュー インタビュー 練馬区議ウェブ議員新聞 編集室C

練馬区議ウェブ議員新聞

池尻成二議員新春インタビュー

2011年1月26日

インタビュー

編集室C

No.3

池尻成二議員新春インタビュー 編集室C インタビュー >次期選挙に向けての心構え
私は政党に入らず、自分で一からいろいろな人の思いをつなぐところから政治活動を始めてきました。それが私の政治の基本でありますし、私に限らず本当は政治の基本だと思うのです。でも2期8年間やってきて、議員というのは仕事がエンドレスなところがあって、なかなか皆さんとじっくりお話が出来ず、自分のやってきたことを聞いていただく機会がないままに来た面もあります。今度、立候補すれば3期目の挑戦になるのですが、3期目に向けて一回原点に帰りたいという思いがあります。原点に帰って、もう一回一人一人の大切にしてきた繋がりを確かめてみたいな、と。ただ、これは私と接点のある人との関係なので、広く一般の区民の方とのやり取りにはなかなかならないのですが。でも、選挙というのは色々な方と出会うじゃないですか。それこそ、ウェブ議員新聞とか、色々なメディアを使わせてもらって、色々な接点が出来るでしょうから。基本的には票をいただきたいというのは議員だから当然あるのですが、選挙は一面では有権者と議員が繋がり直す一番良い出来合いの場だから、きちっとやりたいという思いはあります。どれだけの人とお話ができて、どれだけの声を受け止められるかということを大事にしたい。

>区民に向けてのメッセージ
私が練馬に来たのは1981年で、もう30年になります。議員になる前からずっと練馬区政に関わってきて、課題や疑問を見つけてきたことが多かったのですが、議員になって8年目の今はたいへん大きな節目に来ていると思います。いつも大事なときだとは言えるのですが、少し長いスパンで見てみた時、練馬の区政は大きな転機に来ていると思います。これは日本全体としても言えるのですが、練馬もある意味縮図として転機に来ていると強く感じています。
議員活動の中でいつも本当にたくさんのご相談を頂くのですが、辛いというか生き難い、ということをひしひしと感じる声が多くなっています。昔は、公の支援を必要とするのは、障害をお持ちであったりといった、一部の方の問題だと言われていましたが、昨今は社会全体が生活力というか、社会の基盤を失ってきていると感じられるようにもなってきています。例えば去年から言われている「高齢者の孤独死」の問題や「こどもの虐待」についてですが、虐待の話というと「子どもの人権」の話でもあるのですが、実は「母子関係の孤立」の話でもあります。生活の、というか生きていく上での基盤が物心両面で無い。収入が減っている、仕事がないということもあるし、支えてくださる人が周りに見つからないということも含め、とても生き辛くなっていると最近特に感じます。今、行政がこの正念場で本当に腰を据えて区民の、あるいは国民の「暮らし」や「命」をどう支えるかということを真剣に考えないと、社会が壊れていくという実感が強くあります。ですから今が一つの正念場である、転機であると思うのです。

「練馬の街が大きく変わる時期」
街の姿という点で今、一番変わってきているのは、西の方です。石神井、大泉、関町・・。いわゆる練馬の中でも比較的緑があって畑も多い地域。そういう地域に大きな変化が生まれてきています。これは大変深刻な問題です。練馬区長は「みどり30」という看板を掲げ、緑を大切にするのだと言っています。それは、目標としても良いと思います。しかし、本当に「みどり30」で練馬の緑を守っていこうと思ったら、最優先で民間の緑、畑の緑をどう守るかを考えなければいけない。ところが、西側にたくさんあるその緑がどんどん失われ始めている。なぜそうなっているかというと、一方で開発の動きがどんどん進んでいるからです。練馬区の地図を見ると西に樹林や畑、緑が多いのですが、それをどうやったら残せるかというのは練馬の将来にとってたいへん大きな問題です。区長は、緑や農業を大事にすると言っていますけれど「本当に大事にしてくれてるのかな?」ととても心配です。なぜなら一方では現在、練馬区で進めようとしている道路計画が特に西側に多く、地下鉄大江戸線に伴う道路とか、大泉第二中を貫く道路、外環のの2などたくさん有り、練馬区はこれらの道路事業を最優先で進めようとしているのです。道路が走ると間違いなく周りにある緑が消えてしまいます。それだけではなく、開発・宅地化に流れる。道路ができると確かに便利になる。それに周りの規制が緩和されて開発しやすくなる。地価も上がる。すると土地を売りたい、開発をしたいという人がたくさん出てくる。そう考えて行くと大泉、石神井の辺りはどんどん街が変わってくる節目に来ている。練馬の将来像を左右する大問題、転機に来ていると思うのです。どういう練馬を求めるか、これは練馬区民の選択です。そういう選択が問われるところに来ている、ということはちゃんと区民に伝えたい。そういう意味で今回の選挙は5年後、10年後の練馬を決める選挙になると強く思うのです。日々の暮らしの将来をどこに見つけるかというところが鋭く問われる選挙だと思います。特に緑と農業の話は区長も言っているし、いいんじゃないのという話しは多いけれど、ずっと議会で見ていると、相反することをやっていてはいけないのではないかと強く思います。「言うは易く行うは難し」という言葉がありますが、農地を守るということは典型的なんですよ。つまり農家の方が農業を生業として頑張っていこうと思うか、あるいは地主として開発に土地を出そうと思うのか。どちらを大事にしたいのかを問われたときに、現在は「地主さんになって土地を手放す方が将来は良いのかな」と思わせることを練馬区はずいぶんやっているな、というのが私の印象です。

「若い世代が仕事に就けない社会は、未来がない」
大学卒の就職内定率が5割6割しかないという数字が報道されています。若い人達は力も将来も可能性も意欲も有る。その人達の働く場が無いというのは一体どういう社会なんだろう。とても苛立ちを感じています。若い世代にちゃんとチャンスを与えて、一緒に創っていく、そういう街や暮らしを考えたい。若い世代は支え手にもなれる。その世代が途方に暮れるというのは酷い話です。親の世代から見てということになってしまいますが、なんとかしなければと思っています。
今春の練馬区の公務員採用はゼロなのですが、ずれというか、なんて鈍感なんだろうという気がします。団塊の世代の職員が毎年100人とか200人とか退職をするのだが補充をしない。若い人たちがこんなに雇用に不安を抱えている時代にも拘わらず、必ず10年20年先財産になる人々を間口を絞って雇用をゼロにするなんて何を考えているのだろうと思います。練馬区には職員が5000人います。例えばですが給料が高い年配の方たちは残業を削って、浮いた残業代で若い人を雇うとか考えたってよいのではないか。一緒に創っていこうとか、支え合っていこうとか、繋がっていこうとか、口では良いこと言うのですが、現在の練馬区政にはその辺の意識が希薄だと思います。練馬区政の独特な歴史、ずっと役所内の方が練馬区長をやってこられた。内向き志向のままではだめなのではと思います。

※池尻議員は、ひととなり・議員さんとしても素晴らしい活動家の印象です。(ち)

>次期選挙に向けての心構え
私は政党に入らず、自分で一からいろいろな人の思いをつなぐところから政治活動を始めてきました。それが私の政治の基本でありますし、私に限らず本当は政治の基本だと思うのです。でも2期8年間やってきて、議員というのは仕事がエンドレスなところがあって、なかなか皆さんとじっくりお話が出来ず、自分のやってきたことを聞いていただく機会がないままに来た面もあります。今度、立候補すれば3期目の挑戦になるのですが、3期目に向けて一回原点に帰りたいという思いがあります。原点に帰って、もう一回一人一人の大切にしてきた繋がりを確かめてみたいな、と。ただ、これは私と接点のある人との関係なので、広く一般の区民の方とのやり取りにはなかなかならないのですが。でも、選挙というのは色々な方と出会うじゃないですか。それこそ、ウェブ議員新聞とか、色々なメディアを使わせてもらって、色々な接点が出来るでしょうから。基本的には票をいただきたいというのは議員だから当然あるのですが、選挙は一面では有権者と議員が繋がり直す一番良い出来合いの場だから、きちっとやりたいという思いはあります。どれだけの人とお話ができて、どれだけの声を受け止められるかということを大事にしたい。

>区民に向けてのメッセージ
私が練馬に来たのは1981年で、もう30年になります。議員になる前からずっと練馬区政に関わってきて、課題や疑問を見つけてきたことが多かったのですが、議員になって8年目の今はたいへん大きな節目に来ていると思います。いつも大事なときだとは言えるのですが、少し長いスパンで見てみた時、練馬の区政は大きな転機に来ていると思います。これは日本全体としても言えるのですが、練馬もある意味縮図として転機に来ていると強く感じています。
議員活動の中でいつも本当にたくさんのご相談を頂くのですが、辛いというか生き難い、ということをひしひしと感じる声が多くなっています。昔は、公の支援を必要とするのは、障害をお持ちであったりといった、一部の方の問題だと言われていましたが、昨今は社会全体が生活力というか、社会の基盤を失ってきていると感じられるようにもなってきています。例えば去年から言われている「高齢者の孤独死」の問題や「こどもの虐待」についてですが、虐待の話というと「子どもの人権」の話でもあるのですが、実は「母子関係の孤立」の話でもあります。生活の、というか生きていく上での基盤が物心両面で無い。収入が減っている、仕事がないということもあるし、支えてくださる人が周りに見つからないということも含め、とても生き辛くなっていると最近特に感じます。今、行政がこの正念場で本当に腰を据えて区民の、あるいは国民の「暮らし」や「命」をどう支えるかということを真剣に考えないと、社会が壊れていくという実感が強くあります。ですから今が一つの正念場である、転機であると思うのです。

「練馬の街が大きく変わる時期」
街の姿という点で今、一番変わってきているのは、西の方です。石神井、大泉、関町・・。いわゆる練馬の中でも比較的緑があって畑も多い地域。そういう地域に大きな変化が生まれてきています。これは大変深刻な問題です。練馬区長は「みどり30」という看板を掲げ、緑を大切にするのだと言っています。それは、目標としても良いと思います。しかし、本当に「みどり30」で練馬の緑を守っていこうと思ったら、最優先で民間の緑、畑の緑をどう守るかを考えなければいけない。ところが、西側にたくさんあるその緑がどんどん失われ始めている。なぜそうなっているかというと、一方で開発の動きがどんどん進んでいるからです。練馬区の地図を見ると西に樹林や畑、緑が多いのですが、それをどうやったら残せるかというのは練馬の将来にとってたいへん大きな問題です。区長は、緑や農業を大事にすると言っていますけれど「本当に大事にしてくれてるのかな?」ととても心配です。なぜなら一方では現在、練馬区で進めようとしている道路計画が特に西側に多く、地下鉄大江戸線に伴う道路とか、大泉第二中を貫く道路、外環のの2などたくさん有り、練馬区はこれらの道路事業を最優先で進めようとしているのです。道路が走ると間違いなく周りにある緑が消えてしまいます。それだけではなく、開発・宅地化に流れる。道路ができると確かに便利になる。それに周りの規制が緩和されて開発しやすくなる。地価も上がる。すると土地を売りたい、開発をしたいという人がたくさん出てくる。そう考えて行くと大泉、石神井の辺りはどんどん街が変わってくる節目に来ている。練馬の将来像を左右する大問題、転機に来ていると思うのです。どういう練馬を求めるか、これは練馬区民の選択です。そういう選択が問われるところに来ている、ということはちゃんと区民に伝えたい。そういう意味で今回の選挙は5年後、10年後の練馬を決める選挙になると強く思うのです。日々の暮らしの将来をどこに見つけるかというところが鋭く問われる選挙だと思います。特に緑と農業の話は区長も言っているし、いいんじゃないのという話しは多いけれど、ずっと議会で見ていると、相反することをやっていてはいけないのではないかと強く思います。「言うは易く行うは難し」という言葉がありますが、農地を守るということは典型的なんですよ。つまり農家の方が農業を生業として頑張っていこうと思うか、あるいは地主として開発に土地を出そうと思うのか。どちらを大事にしたいのかを問われたときに、現在は「地主さんになって土地を手放す方が将来は良いのかな」と思わせることを練馬区はずいぶんやっているな、というのが私の印象です。

「若い世代が仕事に就けない社会は、未来がない」
大学卒の就職内定率が5割6割しかないという数字が報道されています。若い人達は力も将来も可能性も意欲も有る。その人達の働く場が無いというのは一体どういう社会なんだろう。とても苛立ちを感じています。若い世代にちゃんとチャンスを与えて、一緒に創っていく、そういう街や暮らしを考えたい。若い世代は支え手にもなれる。その世代が途方に暮れるというのは酷い話です。親の世代から見てということになってしまいますが、なんとかしなければと思っています。
今春の練馬区の公務員採用はゼロなのですが、ずれというか、なんて鈍感なんだろうという気がします。団塊の世代の職員が毎年100人とか200人とか退職をするのだが補充をしない。若い人たちがこんなに雇用に不安を抱えている時代にも拘わらず、必ず10年20年先財産になる人々を間口を絞って雇用をゼロにするなんて何を考えているのだろうと思います。練馬区には職員が5000人います。例えばですが給料が高い年配の方たちは残業を削って、浮いた残業代で若い人を雇うとか考えたってよいのではないか。一緒に創っていこうとか、支え合っていこうとか、繋がっていこうとか、口では良いこと言うのですが、現在の練馬区政にはその辺の意識が希薄だと思います。練馬区政の独特な歴史、ずっと役所内の方が練馬区長をやってこられた。内向き志向のままではだめなのではと思います。

※池尻議員は、ひととなり・議員さんとしても素晴らしい活動家の印象です。(ち)






   

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