定例会一般質問 かわすみ雅彦 「西武線の高架化ホームドア全駅設置」 西武線全駅ホームドア化・開かずの踏切 かわすみ 雅彦 練馬区議ウェブ議員新聞

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定例会一般質問 かわすみ雅彦 「西武線の高架化ホームドア全駅設置」

観光事業プラン

かわすみ 雅彦

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練馬区議会自由民主党

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2025-2-18

西武線全駅ホームドア化・開かずの踏切


次に、西武池袋線駅のホームドア整備についてです。
駅ホームの安全性の向上のためにはホームドアの整備が必要です。
区内で最も乗降客が多い練馬駅に整備されているもののそのほかの駅は未整備です。

我が会派として、特に私自身の地元であります石神井公園駅、練馬高野台駅は以前から予特、決特にてホームドアの整備を訴えてまいりました。

このたび区行政及び西武鉄道は整備計画を公表し、石神井公園と練馬高野台の駅は令和6年度の稼働が予算化、設置の運びとなりました。

 また、中村橋駅、富士見台駅、新桜台駅の設計が進められており、大泉学園は今後整備に向けた検討が進められているとのことです。これにより安全性が向上し、利用者の安心が確保されます。我が会派として高く評価をさせていただきます。

 ホームドア設置には多大な費用が必要です。
 練馬駅では総額約12億円を要し、区も約2億4,000万円を補助することで整備が進みました。

西武鉄道は今後の整備に際し鉄道駅バリアフリー料金制度を活用し、整備費用に充当する計画ですが、関係機関が連携して残りの区内未整備の早期整備を進めることが重要です。

 ホームドア整備における現在の費用負担の仕組み、石神井公園駅東側5駅の今後の予定、さらに大泉学園駅などの未整備駅の早期実現に向けて西武鉄道への働きかけを含む区の御所見を伺います。

 次に、石神井観光案内所についてです。
 私は、平成27年の初当選以来、石神井観光案内所の運営に関して注力をしてきました。平成29年にオープンして以来約7年目を迎えた案内所は、令和5年の来場者は5万2,000人を超えましたが、一方運営経費が年間約2,000万円、売上高は約2,300万円と大幅な利益は出ておりません。
もちろん観光案内所は、練馬区固有のお土産を販売することと同時に区の魅力を発信する重要な役割を担っていることは承知しております。

 私は、今年3月予特で映画「パーフェクトデイズ」を御紹介いたしました。ドイツの親日家であり、日本の名監督と呼ばれた「東京物語」に代表される小津安二郎監督を敬愛するビム・ベンダース監督がつくった日独合作映画です。

 最近海外でこの映画を御覧になった方々が撮影に使われた渋谷区内の公衆トイレを巡る見学ツアーがブームだそうです。
その理由は世界的建築家、クリエイターたちがそれぞれの視点で公衆トイレをリニューアルしたそうです。
その芸術性、言わばアートの力で世界中の人間が等しく使用するトイレを題材にそのトイレ清掃員の一日を描いた話であります。
そこにかいま見える日本人の勤勉さ、清潔さ、思慮深さ、素朴さ、奥ゆかしさを見事にカメラに収めた作品であります。
渋谷区はこの映画に目をつけ、公衆トイレを通じておもてなしの渋谷区のイメージをPRし、インバウンド需要に結びつけております。

 私は、石神井エリアもインバウンド需要までとは申し上げませんが、区内外からより多くの人を呼び込む話題性や力があるエリアだと考えております。
風光明媚な都立石神井公園、ここはアニメ「ど根性ガエル」の聖地であり、またミスターチルドレンの桜井和寿さんが公園をジョギング中に「勝利も敗北もないまま、孤独なレースが続いていく」との歌詞が生まれたとの逸話もあります。

さらに照姫まつりや納涼灯籠流しの夕べといった日本らしいイベント、石神井台には当時5つの村の総鎮守として1300年代に創建された氷川神社が、石神井町にはふるさと文化館が、下石神井にはちひろ美術館もあります。

 先ほどの「パーフェクトデイズ」の公共トイレの一つであります恵比寿駅交番前の白いトイレをデザインしたのは、練馬区出身で光和小出身のユニクロのロゴでも大変有名な佐藤可士和さんです。区においてもこのような話題性の活用など、石神井観光案内所を今後さらに有効活用し、区の魅力発信に注力すべきと考えます。

 お隣の大泉学園駅には、NHK朝ドラで注目を浴びた牧野記念庭園やアニメゲート、東映スタジオ等、区西部の情報発信拠点として石神井観光案内所の活用方法を改めて検討していただきたいと考えますが、区の御所見を伺います。


 次に、西武新宿線の立体高架化についてです。
 井荻駅から西武柳沢駅間の連続立体交差事業についてですが、本区間には区内13か所の踏切があり、現在踏切遮断による交通渋滞、踏切事故の危険性等の問題は、我が会派から一般質問にて毎回要望をしてまいりました。
この高架化は踏切の除去、道路ネットワークの形成の促進は地域の活性化に必要な事業です。

 区は、令和3年に都市計画決定され、今年3月都市計画事業の認可取得と事業着手に前進いたしました。今やこの事業は大きな節目を迎え、今後本格的に動き出しますが、鉄道の改良は長期の事業期間がかかり、完了までに約15年間を要するとのことです。事業の流れを含めた区の今後の見通しを伺います。

 地元下石神井地域では、補助229号線の千川通りと井草通りがクランク構造で交差し、交差箇所に踏切があります。当該踏切はピーク時の遮断時間がおよそ50分の開かずの踏切であり、慢性的に交通渋滞が発生し、本事業によりクランク構造の解消が必要であります。
 また、補助229号線のほか外環の2、補助230号線、また補助135号線など、鉄道と交差する未整備の都市計画道路があります。一部は当該事業に併せ事業認可を取得されましたが、これらの道路の整備の現在の取組について伺います。

 同時に、これらの事業は沿線にまちづくりを進める大きなチャンスであります。
 既に上石神井駅、武蔵関駅、上井草駅の3駅の周辺地区では、各地域の策定したまちづくり構想の実現に向け関係住民、地域住民の皆様が協議を進めております。特に上井草駅は、駅が杉並区であることから杉並区との連携が重要です。沿線3駅周辺における現在のまちづくりの状況について伺います。

 最後に学校の普通教室の確保についてです。
 令和3年度から公立小学校の学級編制の標準が35人へ引き下げられ、令和7年度までに段階的に小学6年生まで適用、実施されております。35人学級の対象学年が拡大することで、増加する学級数に対応する普通教室の確保が大きな課題であります。

 区全体としては児童数は横ばいですが、地域差が生じております。
 例えば児童の増加は光和小、北原小、谷原小、下石神井小などがあり、特に光和小の周辺では区が推進する石神井公園南口再開発事業が進み、令和10年度には高層マンションが建ち、今現在でもこの瞬間に5つの中低層マンションの建築が進行中であり、駅周辺の児童数増加に影響を与えることは明白であります。

 35人学級の実施に向けた教室確保について区の見解を伺い、私の一般質問を終わります。

定例会 一般質問 かわすみ雅彦

定例会一般質問 かわすみ雅彦 「西武線の高架化ホームドア全駅設置」