練馬区区議会議員
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押印のデジタル化
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2021-3-25
最近は、新聞を購読する家庭が減っているという。 学校の行事や授業で使うために、新聞紙があれば持ってくるように声をかけても、 ほとんど集まらないという話も聞いた。 新聞社によるデジタル版やニュースサイトなどが多く提供され、 パソコンやスマートフォンで、情報を得ることが、 本当に主流になってきているようだ。 実は私も、最近スマートフォンを持つようになった。 将来的には、区議会にもタブレット端末が導入される計画があり、 「そういうもの」に少し慣れておこうとおもったのだ、 よくわからないなりに使ってみれば、 画面も大きく、検索してみたり、ニュースを見てみたりと、 なかなか便利なものである。 いわゆる「ガラケー」を使っていた時に比べると、 明らかに使用時間が長くなっているように感じている。 新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点から、 世の中の様々な場面で進むデジタル化に伴って 変わってきつつあるもののひとつに「押印」がある。 昨年十二月に内閣府が示した 「地方公共団体における押印見直しマニュアル」によれば、 今般の国における押印の見直しにより、 民間から行政への手続の九九・四%が廃止または廃止可能の方向とされ、 今後の目標では、全ての行政手続きを対象に、 原則として書面・押印・対面を不要とし、 デジタルで完結できるように見直すとされている。 また同時に、 この押印の見直しは、押印をなくすこと自体を目的とするのではなく、 行政手続きにおける国民の負担を軽減し、 国民の利便性を図ることだとしている。 年度初めに、様々な手続きに来庁する人でごった返す役所の窓口をおもえば、 コロナ禍で、対面を減らし密を避けるという意味でも、 手続きの簡略化という意味でも、デジタル化の推進は望ましいことなのであろう。 時代とともに、技術が生まれ、生活は変化していく。 人の生活が変われば、文化も変わっていく。 新聞も印鑑も、これまでの日本に深く根づいた文化であるが、 そのうち歴史の教科書に載る、過去の文化になるかもしれない。 逆に、細く長く日本人の生活の中に残る文化になるかもしれない。 どちらになるのかは、 人が、その文化をどのようにとらえ、どのように扱うかにかかっている。 これまでは対面を基本とした行政手続きをデジタル化し、 会議をオンラインにすることはできても、 人と人のつながりを結ぶための「対面」は、 なくせない文化だろうと、おもっている。
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令和元年第四回練馬区議会定例会 かわすみ雅彦一般質問(要旨)
まちづくり
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2021-3-25
令和元年第四回練馬区議会定例会 にて 練馬区議会自民党 かわすみ雅彦一般質問(要旨) <新型コロナ感染症対策について> 質問① 相談や検査等ついて区民に周知と感染予防に関する注意喚起を。 答弁⇒① 様々な媒体を活用して周知している。感染者が急増していることを受け、改めて周知が必要。 質問② PCR検査を積極的に実施し、感染者の早期発見を。 答弁⇒② 検査は濃厚接触者以外の施設利用者を含め、広く実施し感染者の早期発見に努める。 質問③ インフルエンザの年末年始への区の対策は。 答弁⇒③ 高齢者インフルエンザ予防接種を無料化した。引き続き、周知に努めていく。年末年始にも診療・検査が滞る事がないよう医師会、区内医療機関と協議を行っている。 質問④ ワクチンについての取組みは。 答弁⇒④ ワクチン接種の実施が具体化し次第、速やかに開始できるよう、医師会とも協議を進めていく。 質問⑤ 事業者への新たな特別貸付の実施を。区の所見は。 答弁⇒⑤ 融資を受けた事業者の返済負担額が軽減され、計画的な返済と新たな事業展開に繋がる借り換え可能な貸し付制度について検討。 質問⑥ ウィズコロナサポート事業の周知と活用を。区の考えは。 答弁⇒⑥ 経済団体などと連携して事業者への周知等に積極的に取り組み、本事業の活用を推進していく。 <外環工事について> 質問② 調布市の外環工事現場付近で発生した道路の陥没についての区の対応は。 答弁⇒② 国等の事業者に対し、十分な調査と早急に原因究明、区民および区に丁寧な周知や説明を行うことなどを要請。事業者に対し工事の安全、安心を期した上で、外環事業に取り組むよう求めていく。 <都市計画道路について> 質問① 整備の進捗状況は。 答弁⇒① 現在、都では9路線で事業を実施、用地測量など事業化に向けた準備を進めている。区は5路線で事業を実施、事業化に向けた準備を進めている。 質問② 未着手の都市計画道路についても、積極な整備を。 答弁⇒② 道路整備が遅れている練馬区が、東京全体のネットワークから取り残されることがないよう、積極的に都市計画道路の整備に取り組んでいく。 質問③ 補助132号線の通称名を公募により選ぶなど、区民が関心を持てるような親しみのあるものに。見解は。 答弁⇒③ 都市計画道路など整備により一定区間のネットワークが図られた際には、通称名の設定について検討していく。
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弱いロボットに 人のぬくもりをおもう
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2020-12-14
おもえば、あれからまだ一年、なのである。 新型コロナウイルス感染症が国内でも確認されたが、 それほど危機感もなく、 地元町会恒例の成田山新勝寺への初もうでに参加し、 新しい年の初めに心を引き締めたのは。 そこからの状況は言うまでもなかろう。 感染拡大防止のために、「三密の回避」が提唱され、 私自身も、三月の初めに予定していた「新春のつどい」を、 断腸のおもいで中止することとなった。 マスクと消毒が手放せず、人と対面して食事をすることができない… そんな新しい生活様式が始まってしまったのだ。 予想していたことではあるが、 人と接する機会をなるべく減らすために、 公共の場でロボットが対応するという事例が、 あちこちで見られるようになった。 ロボット技術の進歩の賜物なのだろうが、 しゃべったり、案内したり、物を運んだり ロボットなりにおもてなししてくれる とは言っても、そこに「ぬくもり」はあるのだろうかと、 疑問におもっていた。 人と人とが話し、相対することによって得られる、 心のつながりのようなものが、 ロボットとの間に生れることがないのなら、 それは少々さみしいことなのではないかと。 そんな私の気持ちに、ひとつの答えを与えてくれた話題が、 豊橋技術工科大の岡田教授が研究している「弱いロボット」である。 例えば、ゴミ回収するロボットだがゴミを拾えない、とか、 昔話を語れるが、たまに話を忘れてしまう、とか。 そのロボットとともにいる人間が、つい手伝ってしまうようなロボットなのである。 岡田教授によれば、 一般的なロボットはできることを強調し、 できないことは隠しがちに開発されているが、 弱いロボットはむしろ、 苦手なことや不完全なことを、適度にさらけ出すことによって、 周りにいる人の「強みややさしさ」をうまく引き出すロボットだという。 助けてもらったロボットは、お礼の気持ちを伝え、 手伝った人間はちょっとうれしい気持ちになって、 ロボットと人の距離が近づいていくのだそうだ。 こんなロボットなら、会ってみたい、 一緒に時を過ごしてみたいと、おもった。 ロボットと人でも、 状況を共有し互いに補完しあうことで、 あたたかい関係を結べるのだから、 人と人ならば、少々遠い距離を保ちながらでも、 きっと気持ちを共有し、心を寄せて生きていくことができるはずだ。 そう信じて、新しい年を、生きていく。
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災害に強いまちづくり 定例会一般質問より
まちづくり
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2020-12-14
<災害に強いまちづくりについて> 質問 防災まちづくり事業の狙いは。 答弁⇒木造住宅密集地域の改善のため、密集住宅市街地整備促進事業に取り組んできている。その他改善が必要な3地区を防災まちづくり推進地区に指定。アンケートでは、避難に関する際のルートや地域の危険な箇所等について貴意見があった。 今後とも、区民と防災上の課題を共有し、災害に強いまちづくりをすすめていく。 <外環工事について> 質問 調布市の外環工事現場付近で発生した道路の陥没についての区の対応は。 答弁⇒国等の事業者に対し、十分な調査と早急に原因究明、区民および区に丁寧な周知や説明を行うことなどを要請。事業者に対し工事の安全、安心を期した上で、外環事業に取り組むよう求めていく。 <都市計画道路について> 質問 ①整備の進捗状況は。 答弁⇒①現在、都では9路線で事業を実施、用地測量など事業化に向けた準備を進めている。区は5路線で事業を実施、事業化に向けた準備を進めている。 ②未着手の都市計画道路についても、積極な整備を。 答弁⇒②道路整備が遅れている練馬区が、東京全体のネットワークから取り残されることがないよう、積極的に都市計画道路の整備に取り組んでいく。 ③補助132号線の通称名を公募により選ぶなど、区民が関心を持てるような親しみのあるものに。見解は。 答弁⇒③都市計画道路など整備により一定区間のネットワークが図られた際には、通称名の設定について検討していく。 <長命寺通りについて> 質問 高野台新病院等により交通量の増加への対策を。 答弁⇒病院の建設事業にあわせて、当該部分の車道の拡幅や歩行者空間の確保を事業者と協議し安全対策に努めていく。 <毎年同様の質問。石神井公園駅のホームドア設置について> 質問 石神井公園駅のホームドア早期設置を。所見は。 答弁⇒引き続き西武鉄道に対して、早期設備を働きかけていく。 <西武新宿線について> 質問 ①西武新宿線連続立体交差計画等の説明会での区民からの意見と今後のスケジュールは。 答弁⇒①構造形式や、環境保全対策のほか、工事の完了時期などの事業スケジュール等について質問があった。今後、令和3年度の都市計画実施、令和4年度もしくは5年度の事業許可の取得を予定している。 ②連続立体交差事業に伴う「まちづくり」の重要性を沿線区市にアピールを。区の考えは。 答弁⇒②沿線区市の先頭にたってまちづくりを進めていくとともに、都と連携し、連続立体交差事業の早期実現化に向けて全力に取り組んでいく 令和元年第四回練馬区議会定例会 練馬区議会自民党 かわすみ 雅彦 一般質問(要旨)より
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生活困窮者対策について 定例会一般質問より
定例会
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2020-12-14
生活困窮者対策についての 質問 ①住居確保給付金等の支給状況は。 答弁⇒①利用者の生活状況や生活上の困り事を把握するため、面談や電話調査を行っている。利用者のうち約2割は現在も主食活動中。3割は転職を希望している。 ②生活保護に至る前の自立支援策の強化を。区の所見は。 答弁⇒②生活困窮者の多様な就労ニーズにきめ細かく対応し、早期の生活再建につなげていく。 ③生活保護世帯の頻回受診対策と、健康管理は。 答弁⇒③同一傷病について、一か月で15日以上の通院を指導対象とする基準を設けた。基準に基づき、頻回受信者を抽出し、ケースワーカ―等から指導と個別の健診受信勧奨を行っている。引き続き、医療扶助費の適正支給に向け積極的に取り組んでいく。
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新型コロナ対策について 定例会一般質問より
医療
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2020-12-14
令和元年第四回練馬区議会定例会 練馬区議会自民党 かわすみ 雅彦 一般質問(要旨) 新型コロナ感染症対策についての 質問 ①相談や検査等ついて区民に周知と感染予防に関する注意喚起を。 答弁⇒①様々な媒体を活用して周知している。感染者が急増していることを受け、改めて周知が必要。 ②PCR検査を積極的に実施し、感染者の早期発見を。 答弁⇒②検査は濃厚接触者以外の施設利用者を含め、広く実施し感染者の早期発見に努める。 ③インフルエンザの年末年始への区の対策は。 答弁⇒③高齢者インフルエンザ予防接種を無料化した。引き続き、周知に努めていく。年末年始にも診療・検査が滞る事がないよう医師会、区内医療機関と協議を行っている。 ④ワクチンについての取組みは。 答弁⇒④ワクチン接種の実施が具体化し次第、速やかに開始できるよう、医師会とも協議を進めていく。 ⑤事業者への新たな特別貸付の実施を。区の所見は。 答弁⇒⑤融資を受けた事業者の返済負担額が軽減され、計画的な返済と新たな事業展開に繋がる借り換え可能な貸し付制度について検討。 ⑥ウィズコロナサポート事業の周知と活用を。区の考えは。 答弁⇒⑥経済団体などと連携して事業者への周知等に積極的に取り組み、本事業の活用を推進していく。 令和元年第四回練馬区議会定例会 一般質問(要旨)練馬区議会自民党 かわすみ 雅彦
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李登輝
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2020-12-14
戦後七十五年の節目を迎えた今年七月、 ひとりの政治家が、この世を去った。 台湾の元総統、李登輝氏である。 彼は自身の愛した、秋田県のある旅館に揮毫を残しているという。 「我是 不是 我的我」(私は 私でない 私) この言葉には、李登輝氏の政治家としての生き方が込められている。 彼は「肯定的人生観」を持ってひたむきに生きてきたという。 敬虔なクリスチャンでもあった彼の人生観は、 その著書によれば、 「深い愛で他者を許す神を宿す」ことによって自己中心的な自我が消え、 他者をおもう心が生まれるとし、 これを「私は私でない私」と表現した。 そしてそれは「自我の否定の上に立った他者の肯定」であり、 「私」を超えた「無私」の境地、 「私」のためでなく「公」のために働くことの大切さを表現した言葉だ。 李登輝氏はまた、 「私は権力ではない」という権力観を持っていたという。 彼にとって「権力」とは、 困難な問題の解決や理想的な計画を実行するための「道具」にすぎないのであって、 それは「一時的に国民から借りたもの」で、 「仕事が終われば返還すべきもの」であり、 いつでも手放す覚悟がなくてはならないのだ。 一国の総統と一区議会議員では、スケールの違いはあるけれども、 私の議員という立場もまた、 区民の皆さまから託されたものであり、 区政の問題解決や充実のために使う、ひとつの手段であることを、 そしてこの立場は決して「私」のためのものではなく、 「公」のものなのであることを、忘れてはならないと、おもう。 このことは、首長もしかり、区の職員もしかりで、 施策を立て、運用し、行政を動かすことができる立場にある人間は、 自分という人格でありながらも、 「私」で動くのではなく「公」のために働くという意識を常に持ち続けていなければならない。 なんとも厳しい話ではあるが、 これこそが「公」の立場にある者の、第一の心構えであろう。 李氏の大切にした言葉が、もうひとつある。 中国の古典、中庸にある 「誠は物の終始なり。誠ならざれば物なし」。 彼にとって「誠」とは、 「相手にわかる言葉で説く」ということであったという。 私が議員として、 様々な場面において自分自身のおもいを、言葉で伝えるとき、 こころに「誠」をもっているか。 一般質問を終えて、この文章を書きながら、 何度も自分に、問いかけ続けている。
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災害発生時の保育園・幼稚園への対応は?
災害・防災対策
田中 ひでかつ
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党 副幹事長
2020-5-9
◆質問 田中ひでかつ委員 私立保育所運営経費、予算額約243億7,000万円。 保育所維持運営費、約76億2,000万円に関連して伺います。 一つ、これもまた大切なことに気づいたのですけれども、小中学校は避難拠点でありますが、保育園、幼稚園は避難拠点ではない。ちなみに、保育園は165園、幼稚園は、私立と公立合わせて42園ございますが、保育園と幼稚園の災害時、防災をもっと真剣に考えていかなければいけないのかなと思っております。 小中学校は避難拠点であるから非常用電源がありますけれども、保育園や幼稚園に非常用電源があるのか把握をされていますか。 それと、もともと設置をするときに、設置基準の中に非常用電源が必要なのかどうなのかということが書かれているのかどうか。お答えください。 ◎答弁 ◎保育課長 まず、私ども区では、保育園、幼稚園ともに、災害発生時には、保護者の方がお迎えに来るまでの間は、緊急保育として預かりを継続する方針を示しております。これを受け、各園では防災に関する備蓄を行っているところでございます。 その中で、区立の保育園および幼稚園につきましては、ある程度設置しているところもあるところでございますが、全園ではないという状況でございます。 また、私立保育園、幼稚園につきましては、こういった非常用電源のような機器の所有状況については、現状把握はしていない状況でございます。 また、保育園ならびに幼稚園の設置のいわゆる許認可上の基準でございます。こういったものの設置についての規定は特段ないのが現状でございます。 ◆質問 ◆田中ひでかつ委員 例えば災害が起きて停電になって、保育園の子どもたちを連れて避難拠点である小中学校まで街灯もつかない道路を通って避難拠点まで行くというのは、現実的ではないですよね。 災害時には、保護者が帰宅困難者となった場合、幼児を迎えに行くのが当然遅くなる。夜中になるかもしれないし、次の日の朝かもしれない。明かりを確保するために、懐中電灯だけというわけにはいかないと思うのです。そんな高価でものすごく性能がいいものでなくてもいいと思うのだけれども、軽微なものでもいいから非常用電源は必要ではないかと考えました。 だとすれば、いくらかの調査をしたうえで、持っていない園には補助も行うべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎答弁 ◎保育課長 ただいま委員からご指摘があったとおり、まず私ども災害発生時には、緊急保育として保護者の方が迎えに来るまで保育を継続するのが原則でございます。当然ながら、夜間になったとしても保育は継続できるような準備は必要だと考えます。 実は、先日実施した区の震災総合訓練の際にも、私ども初めて緊急保育の課題検証を行ったところでございます。その際にも、人員だけでなく、そもそも今ご指摘いただいたことも含めてさまざまな条件をクリアしなければ、緊急保育を円滑に行うことは難しいという課題が浮き彫りになったところでございます。 そういった事情を踏まえまして、園児の安全にかかわる以上、各園の裁量に任せるだけではなくて、こうした非常用電源を含めた物品の必要性を説明し、設置の働きかけは必要かと考えてございます。 既存の制度で防災用品の購入に使用できる補助金があることなども、ご案内していきたいと考えてございます。 ◆質問 ◆田中ひでかつ委員 ぜひ、よく調査したうえで各園から聞き取りをやってほしい。私の近所の幼稚園が聞きに行ったら、うちはもう持っているという幼稚園もあるのです。私立幼稚園です。だからそういう意識の高いところと、そうではないところがあるのだとすれば、よく調査をしてやってもらいたい。 併せて、備蓄物資も、各園でしっかり水やカンパンなどがあるのかどうか、一度調査をされてみるといいかなと思います。 攻めの防災として、今後、保育園、幼稚園、しっかりとした取り組みをしていただきたいと要望しまして、私から終わりにいたします。
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児童虐待などの児童相談体制について
子育て支援
田中 ひでかつ
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党 副幹事長
2020-5-9
◆質問 ◆田中ひでかつ委員 私から、子ども家庭支援センター維持運営費、予算額約7億3,500万円。子ども家庭支援センター整備費、約3,350万円。他会派からもいろいろ質問が出ておりましたが、練馬区の児童虐待を含めた児童相談体制について伺ってまいります。 今回の都区共同モデル事業として、都の広域的専門的な支援。 ここが大事なのだと思うけれども、それを組み合わせた実質的な連携により、迅速かつ一貫した児童虐待への対応や練馬子ども家庭支援センターのレベルアップを図るという事業内容。 そこで、子ども家庭支援センターの人員を8名増加する。 私もいろいろ調べたのですが、この児童相談の専門性を持つ児童福祉司、この方々の仕事は、児童相談所において虐待対応協力員、医療連携専門員、家庭復帰支援員、養育家庭専門員、児童相談業務事務員など。一時保護所においては、児童相談所学習指導職員、児童相談所心理職員、一時保護所業務事務員、一時保護所管理業務支援員。多岐にわたる各施設内で役割が細かく分かれているわけでございます。 そのほかにも、専門性を持つ弁護士やケースワーカーを雇い入れないと、児童相談所はうまく経営ができない。こういう人材は不足しているという先ほどの議論がございましたが、なぜなのだろう。 これは、大学でこういう専門性の強い学部や学科が少ない。もともとこういうことを学ぶ人材が現時点で不足しているわけです。ほかの大学には政経学部や法学部、文学部はたくさんある。しかしこういう事例を扱う学部が少ないから人材が少ない。そう聞いているが、いかがでしょうか。 ◎答弁 ◎こども施策企画課長 まず人材につきましては、現在、児童福祉司や児童心理士など、その確保および育成は非常に大きな課題となってございます。現状実際の状況を申し上げますと、例えば都児童相談所では、児童福祉司を増員してございますが、必要な人数を確保できていないと聞いてございます。 また、児童相談所設置の意向を示している区におきましても、新宿においては人材の確保、育成の面から、開設時期を延長いたしました。 また、文京区におきましても、今月、同様の、人材の確保が困難だということで、開設時期を延期し、その間、都との連携を強化していく方針が示されたところでございます。 人材の育成には、大学での養成カリキュラムが限られているということなどに加え、何よりも実務経験が欠かせないものであると認識してございます。 福祉人材は奪い合いの状況にあると捉えてございます。 ◆質問 ◆田中ひでかつ委員 今の答弁で、人材の奪い合いの状況にあるという、最後一文がありました。 先ほどからも議論になっていますけれども、特別区でもこの児童相談所設置していいことになった。設置してもいい。いいのであれば、それに取り組もうとしている区もいくつか出てきている。しかし人材不足であるから、恐らく困難であろう。 まず、規模にもよるのでしょうけれども、それぞれの区で児童相談所を自前で設置しようとすれば、どれほどの財源が必要なのか。 今回財政調整協議会の話も出ていたけれども、結果も併せて、ざっくりしか計算できないでしょうけれども、どう思いますか。 ◎答弁 ◎財政課長 財政調整協議会の中で、区側で整理した世田谷、江戸川、荒川の3区の来年度の児童相談所設置運営にかかわる基準財政需要額については、開設準備で5億、運営費等で49億と把握しています。ただ、実際の予算額は、更にそれを上回る額を各区計上していると聞いています。 協議を経まして、区側で整理した内容をベースに、設置実績に基づく加算型の補正で需要額算定されることになりました。 一方、配分割合も0.1%に変更されましたが、その0.1%であると規模的には18億円になりますので、区側の主張する50億規模の需要額とは大きな乖離があります。 都が言うには、現時点ではまだ設置実績がなく、合理的な額の検証はできないということで、あくまでも今回は特例的な対応という主張をしている一方で、区側も今回の変更の規模あるいは考え方についても、区側の主張とは依然として大きな乖離があるものの、都がぎりぎりの判断として受け入れたとしておりますので、都区間で見解の相違がある中での合意でありまして、今回の取り扱いについては大きな課題が残ったのかなということになっております。
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中曽根氏と風見鶏
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2020-3-6
私の好きなもの、興味のあるもののひとつに「焼き物」がある。 訪れた先に、その土地の焼き物があれば、 手の出るくらいのものを何かひとつ買い求めるようにしている。 土や製法の違いで、様々な色や形をしている「器」たちは、それぞれ違った魅力を持っている。 「器」はまた、人の能力や人格を指す言葉でも、ある。 日々使う器に形や大きさの違いがあるように、 人のありようは様々で、器量とはよく言ったものだと、おもう。 昨年秋、中曽根康弘氏が百一歳で亡くなった。 報道各社が大きく取り上げている様子に、 中曽根氏の存在の大きさを感じるとともに、 平成が終わり、令和が始まった年に、 改めて昭和が終わったような、そんな気持ちになった。 中曽根氏にまつわる言葉は色々あるが 私の中で一番印象に残っているのが、 「風見鶏」である。 彼の政治スタイルを表する言葉として使われた。 周囲の状況を見て、 自分に都合のよい方につく人だと揶揄する言葉である。 佐藤内閣で入閣した際、それまで「反佐藤」と目されていた 彼の変わり身の早さから名づけられたものである。 しかし、その時彼は、 自分が本気で取り組みたい、沖縄問題を扱うポストならば、 国家のために一緒に命がけでやる、とのおもいだったという。 後に彼は、風見鶏と呼ばれたことについて 「風見鶏というのは悪くない。 というのは、足は固定しているんだ。しかし、体の上だけが風で動いている。内外の状況によって対応が異なっているというのは、政治として当たり前のことなんですよ。(NHKHPより)」 と語っている。 世の中に、マイナスなイメージでとらえられていた「風見鶏」だが、 彼の言うように、確かに「足」は固定していて、 どんな風が吹こうが、ぶれも倒れもしない。 しかし、 体は風を受け、風にあわせて動くことができる。 その時の時局、世界の流れや動きといった風を読み、 施策を変えながら進んだ、中曽根氏の信念と、 底知れぬ「器の大きさ」を感じさせられる言葉である。 そしてまた、 最近の政治家の発言に、中曽根氏の器との違いを、おもう。 かくいう私自身も、ひとりの政治家として、 自分の器がどれほどなのかとおもうこともある。 そんな時には、焼き物の器の大きさは、 完成した時から変わることはないけれど、 人の器の大きさは、その経験やおもい、で、変わるものだと信じ、 前をむくことにしている
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元号のおもい 言葉のちから
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2020-1-1
令和時代が始まった。 昨年新元号が発表された時、 自分の名前の一文字が入っていることを光栄におもうとともに、 新元号や過去の元号に込められたおもいを知りたいと、 色々と調べてみた。 私の生まれた「昭和」は、 書経にある「百姓昭明 協和萬邦」という一節に由来し、 国民の平和と世界の共存・繁栄を願うものだ。 「平成」は、史記にある「内平外成」と、 書経にある「地平天成」という言葉から、 国の内外、天地とも平和が達成されることを意味するという。 古くは、 天災や疫病の流行など、人々にとって不幸なできごとが続いたとき、 負の連鎖を断ち切る意味で、改元していたことをおもえば、 元号に平和や繁栄を願う言葉や文字を用いようとするのは、元号の生まれた古代から、 日本人が持ち続ける「言葉の力」に対する、 深いおもいであるように感じる。 昭和、平成の時代をおもうとき、 元号に込められたおもいとは、違った方向に社会が進んでしまうこともあると気づく。 昭和では、 平和と共存、繁栄という願いが込められていたはずなのに、 自国の繁栄へのおもいが強すぎたために、 戦争という悲劇を招いてしまった。 平成は、 国内外、天地の平和を祈るものであるのに、 各地でテロや自然災害が発生し、当たり前が当たり前でなくなることを実感する時代でもあった。 しかし、やはり元号に込められたおもいは強い。 昭和の敗戦後、日本は急速に復興を遂げ、 国際社会での地位を築き、国民の生活は、 格段に向上した。 平成においても、数々の自然災害に直面しながら、 人々は助け合い、復興を遂げてきた。 そして、「令和」。 和書を典拠とする初めての元号である。 万葉集巻五の序「初春の令月にして、気淑く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす」 から引いたとされる。 「令」には、 吉と通じるめでたい意味があるとともに、 命令の意味を含むことから、 令和は「和たらしむ」とも読めることから、 「世の中を平和にさせる」 「世界が調和され、平和が永遠に達成される」 というメッセージが込められているという。 昭和、平成に続く令和は、 これまでよりも一層の平和と安寧への強いおもいがあるように、 おもう。 令和2年が明けた。 元号に恥じぬ時代にするために、 新たな時代、区政の場に立てることに感謝し、 自らの経験と感性、 そして新年を持って、 邁進することを心に誓う、 新年である。
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大切にしたい 「こころの備え」
災害・防災対策
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2019-10-1
日本語には、「雨」や「風」の呼び名がたくさんある。 一節では、雨には四百、風には百五十を超える言葉があるのだそうだ。 美しい響きを持つ雨と風も多くある。しかし、この夏の雨と風は、どうも「豪雨」や「暴風」という言葉ばかりが目立ったように、おもう。 九州北部豪雨では、「数十年に一度」「これまでに経験したことのないような」雨となり、大雨特別警報が発令された。台風十五号の風雨による千葉県や伊豆諸島の被害も深刻である。いずれの場合も、早い段階から備えを呼びかける情報が出されていたものの、自然現象は常に変化し、人間の予想を超えた状況が起こるものだということを改めておもい知らされた。 特に、千葉県で発生した広範囲の停電とその長期化は、住民生活に大きな影響を及ぼし続けている。家庭で電化製品が使えないことはもちろん、停電による断水の発生、携帯基地局のダウンと、端末の充電ができないことで、情報収集や連絡する手段を失った人々。 今の私たちの生活は、これほどまでに電気を始めとする「当たり前」に依存しているのである。 海上保安庁出身で、南極観測隊の料理人として越冬経験もある、西村淳氏は、その著作「身近なもので生き延びろ」の中で災害にあったとしてグチャグチャになってしまった環境でも、泣き暮らして他者の救済が舞い降りてくるのを居心地よく、楽しく、住みやすく、そしてちょっぴり元気が出てくる方法について述べている。 防災グッズが見当たらなくても、その時そこにある、雑誌、新聞紙、段ボールに牛乳パック、ラップにゴミ袋にガムテープがあれば、こんな風に使えるかもしれない、という、前向きで明るいアイディアの数々に、何となく、生き延びられそうな気がしてくる。 西村氏は、厳しい気候と、極地ゆえの様々な制約と閉塞感のある場所、つまり災害時の避難所のような環境とも言える南極で、「そこにあるもの」で様々な料理を作り、生活を営んできた。海上保安官として、海難事故の現場でも活動した。 その経験から、西村流究極の災害対処法は「小さな楽しみを心の中につくる」これだけでよい、心を少しホッコリさせれば、復興に向かう人間力は、確実に高まるのだという。 今、被災地に届けたい言葉である。 自然災害は、いつか自分も必ず向き合うものだ。施策的、物理的な備えはもちろんだが、地域の人たちが「ちょっぴり元気をだせるような心の備え」についても、しっかりと考えてみたいと、おもう。
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妻からインタビューを受けましたパート3
その他
田中 ひでかつ
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党 副幹事長
2019-3-18
妻:3回目のインタビューになりますが、宜しくお願いします。 練馬区は、最近街の中を歩いていると、新しい家がドンドン建っているね? 私:練馬区は今住んでみたい街として人気がある…その要因は交通の便が良くなったこと、大江戸線の延伸もほぼ確実になり、練馬駅は西武線・有楽町線・大江戸線・副都心線まで乗り入れたからね。それに、都市農業「畑」が注目されるようになっている。東京なのに「畑」があることが今は練馬の魅力になっている。そして、今年は11月末に「世界都市農業サミット」を練馬区が主催する… 妻:「世界都市農業サミット」!? 練馬区で、世界規模のイベントをやるの? 私:参加都市は、ニュウヨーク・ロンドン・トロント・ジャカルタ・ソウルを招聘して開催されるけど初めての「世界」と名の付く取組を行うわけだから区も我々も頑張らないとという意識が非常に強いね… 妻:オリンピックの前年に練馬でサミットとは驚いたわ! 私:この勢いをかりて、東京2020オリンピック・パラリンピックの選手村には採れたての練馬産野菜を納めて世界各国の選手団に食べてもらえれば良いかなと… 妻:なんか嬉しい話だな~ 他にも、区民にとっていい話はある? 私:練馬区の弱点は、道路整備が遅れていることと、病院のベット数が足りないことだけど、着実に改善される計画を立てている…逆に、遅れていたために最新の技術を活かした、歩道が広い「みどり」豊かな道路が整備されていくと思う。病院に関しては、順天堂病院の90床の増床と、光が丘病院を100床増床しての移転改築が決定している。 妻:毎年話題になる保育園の待機児童対策は? 私:この10年間で定員を約7000名増やしたんだ、これは23区で一番の取組なんだ…しかし去年はそれでも待機児童が79名でたんだけど、問題は1160名の空きがでてしまった… 妻:空きが出たとはどういうこと? 私:地域の偏在というべきかな…保護者が希望する場所に保育園を予測して設置することは難しい… 妻:これから心配なこと課題はなに? 私:以前にも答えたけど「練馬未来プロジェクトとしまえんの今後」ということで、「としまえん」がどうなるか分からない… 現時点で、東京都から方向性が示されないままなんだ… オリパラもあるしその後だろうね…動きがでるのは… 妻:むずかしいけど予算は足りてるの? 私:練馬区の今年度予算は2700億円で史上最大なんだけど生活保護費326億円を含めた高齢社会対策費などの社会保障費や保育園増設などの子どもにかかる予算は合計で1860億円かけている…それがあるために自由に使える予算が圧迫されているんだ…時代の流れで仕方ない部分であるがね。 妻:生活保護で326億円?福祉にはお金かかるね! 私:福祉施策は重要だけど行き過ぎた福祉は良くないと思う。このことを区民の皆さんにもっと知ってもらうべきだと思うね… 妻:今、児童虐待が世間で騒がれているけど? 私:とにかく児童相談体制を強化すべきなんだが、精神衛生の知識のある医師・弁護士・児童心理士・児童福祉士などの人材が足りない。大学の学部でこういう学問を学ぶ人が少ない。児童相談所を莫大な予算をかけて作ったとしても中身がなければ子供の命は助けられない。練馬にはそれなりの人材が揃っている「練馬こども家庭支援センター」があるからこの施設の機能強化をまずはかるべき。 妻:これからはどうすればいいの? 私:予算は毎年限りがあるから同じ予算でも一つ一つの事業を充実させて費用対効果を高めることだね… それと何か一つを飛び抜けて取り組むのではなく、少子化対策・高齢社会対策・産業振興・商店街振興・農業振興・インフラ整備・障害者福祉・教育など全ての施策を今よりも少しでも前進させる努力を行うこと… これから練馬区は皆さんが思っている以上に良いまちになるよ! 妻:これからも頑張ってください。
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川澄まさひこ 一般質問より3 2018年 10月 3日
定例会
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
〇胃がん検診の取り組みについて伺います。 2016年のガンの部位別死亡数は、胃がんは男性では肺に次いで2番目に、女性は4番目になっております。 また、2013年の全国推計値では男女合わせて罹患数では最も多いものが胃ガンであります。胃がんも早期発見早期治療を行えば、治るガンとされていることは、既にご承知の通りです。 区では、今年度から50歳の方に限定して胃内視鏡検査を導入致しました。まず、現在の内視鏡検査の受診状況を教えてください。 また、胃エックス線検査ではバリウムを飲むことや検査で放射線を浴びるなどのデメリットがありますが、胃内視鏡検査はありません。 早急に内視鏡検査の対象者を50歳以上のすべての方に拡大すべきであります。今後の区の胃がん検診の在り方について、ご所見をお伺いします。 〇後期高齢者を対象とした歯科健診について伺います。 口腔機能は、ただ食べるだけでなく、コミュニケーションを行う上で重要な役割を果たしており、高齢者の健康に大きく影響を及ぼすことで近年、広く知られています。 厚生労働省の健康情報サイトでは、口腔機能の健康への影響について次のように説明しています。かみ砕いたり、飲み込む機能が低下すると、食べ物の種類が制限されるため、栄養の偏りやエネルギー不足となる。 結果的に、筋力や免疫力の低下が起こり、病気にかかりやすくなる。また、食事や会話に支障をきたすと、人との付き合いが億劫になり、家に閉じこもりがちになる。 その結果、身体的にも精神的にも活動が不活発になり、 高齢者では寝たきりや認知症の引き金にもなるとしています。 また、国立長寿医療研究センターの研究班の報告では、滑舌が悪くなる、わずかなむせや食べこぼし、噛めない食品が増えるなどの軽微な衰えのことを「口腔の機能が虚弱になる」という意味で「オーラルフレイル」と表現しています。 私は、「オーラルフレイル」へのいち早い気づきや、口腔ケアを適切に行うことによる健やかで自立した生活の確保のため、高齢者の口腔ケアの環境づくりが非常に重要だと考えています。 そこで、現在区が行っている30歳から70歳を対象とした成人歯科健診を、75歳以上の後期高齢者まで対象を拡大するとともに、この健診の中で口腔機能の検査を併せて行うべきと考えますが、区の考えをお伺いします。
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川澄まさひこ 一般質問より2 2018年 10月 3日
定例会
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
〇練馬区の避難拠点である区立小中学校の体育館の空調設備について伺います。 国会でも、災害時の避難所である全国の小中学校の体育館の空調設備を早急に設置すべき、との流れの中で、補正予算を組む動きが出てきました。 昨年、我が練馬区は、前川区長の英断によりまして、概ね10年かけて、これらを設置することとされました。 しかしながら、今年7、8月のゲリラ豪雨や西日本豪雨災害を筆頭に、全国の至る場所での水災害、土砂災害、或いは、東京23区でも猛暑日が12日間連続を記録し、埼玉県熊谷市や高知県四万十市では、観測史上初の摂氏41・1度を記録するなど、地球規模の異変による自然災害が頻繁に起こっております。 これらを、報道等で見るとき、発災時における避難拠点の役割が日を追うごとに、益々重要になってきていると考えます。 よって、以上の観点から、この計画の前倒しを行い、一日でも早く、対象の区内全ての体育館に空調設備が設置・完了されますよう、我が会派として強く要望を致しますが 区のご所見を伺います。 〇まちづくりについて伺います。 まず、下石神井に関する課題についてです。 西武新宿線、上井草駅周辺地域は、練馬区の都市計画マスタープランにおいて、区民の日常を支える生活拠点として位置づけられております。 駅周辺地域では、西武新宿線の踏切による交通渋滞や歩行者の安全対策、商業環境の向上などさまざまな課題を抱えているとともに、首都直下型地震の発生を想定した安全・安心なまちづくりも求めてられております。 そこで、生活拠点として整備するにあたり、地域の中心である商店街通りのハード面の整備が必要であると、以前から、申し上げてきたところです。 整備に向けた、現在の進捗状況をお教え下さい。 〇西武池袋線の石神井公園駅のタクシーの利用状況について質問致します。 ご承知の通り、駅の北側、中央側にはタクシー乗り場が整備されております。 ところがタクシーの待機台数が少なく、使い勝手が非常に悪い、との区民からの強い改善要望がでております。 一方、大泉学園駅北口や練馬駅のタクシー乗り場には、充分な待機台数があり、昼夜を問わずタクシーの利用がスムースに行われております。 そこで、石神井公園駅周辺についても更なる利便性の向上に取り組んでいただきたいと要望致しますが、区のご所見をお聞かせ下さい。 〇西武池袋線の駅ホームドア設置について伺います 西武鉄道ではホームドアを一日の乗降者数が10万人を超える駅に原則設置するとされております。 その基準を満たす練馬駅では、既に今年度、ホームドアの整備に着手致します。 その整備には1列、約3億円の費用がかかりますが、 区は一列当たり、その3分の1以内、6000万円以下で補助を実施することになっております。 1日の乗降者数が10万人に満たないものの、その数に概ね順ずる「石神井公園駅」や「大泉学園駅」などにも区民の安全対策のため、ホームドアの早期整備が必要であると考えますが区の見解を伺います。
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川澄まさひこ 一般質問より 2018年 9月 19日
定例会
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
私は、練馬区議会自由民主党を代表し、一般質問をさせていただきます。 各理事者の皆様の誠意ある回答をお願いいたします。 先ず、質問に入る前に、今年6月の大阪府北部を震源とする地震、また、平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震、7月の台風の上陸による豪雨災害などにより、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げるとともに、被害に遭われた皆様に心よりお見舞いを申し上げる次第です。 さて今年は、大きな自然災害が相次ぐ年となってしまっております。そこで、初めに自然災害対策について伺います。 6月18日の大阪府北部を震源とする地震では、大阪市、高槻市などで最大震度6弱を観測致しました。7月29日時点の総務省 消防庁のまとめによると、死者5名、負傷者435名、全壊12棟を含む住家被害4万1千744棟の被害が発生しております。 我が練馬区にとりまして最も警戒すべき「都市直下型地震」であります。 また、「平成30年7月豪雨」は、台風7号や梅雨前線の影響により、西日本を中心に全国的に大きな被害をもたらしました。同様に8月3日時点の総務省消防庁のまとめによると、広島県での死者108名をはじめ、200名を超える死者が発生し、住家被害は延べ3万4千棟を超え、平成に入ってから最も被害の大きい水災害となりました。 申し上げるまでもなく、災害から区民の生命と財産を守ることは区の責務であります。今般の災害を受け、前川区長は、全庁を挙げて、区の災害対策の再点検を行うよう指示をされました。 区はこれまでも、大きな災害が発生した際に、それを教訓として、より実効性の高い災害対策を構築してきたと認識しております。今般の2つの災害の教訓をどのように捉え、今回の「災害対策の再点検」のなかで、どのように取り組んでいくのか、お考えを伺います。 次に、ハザードマップについて伺います。 区民が避難行動を起こすためには、住んでいる地域の災害リスクを区民一人ひとりが認識している必要があります。その一つの媒体としてハザードマップがあります。 去る8月27日には区内でもゲリラ豪雨による被害が発生し、私の地元である下石神井でも床上浸水・床下浸水の被害が報告されております。 こうした水災害を受け、浸水ハザードマップの重要性が改めて認識されております。これを広く区民に周知し、水災害に備えていただくことが肝要であることは申し上げるまでもありません。
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下石神井小学校について 2018年 7月 18日
まちづくり
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
下石神井小の総工費は概ね35億を見込んでいます。 グランド整備・緑化整備等の全ての工事はH33.夏に完了予定 !! ①下石神井小学校の体育館(避難拠点)に冷暖房空調設備の設置費用約9,000万を計上しました!! 下石神井小学校は区立の全96小中学校の中で 最も設置が速く設置出来ました!! ※練馬区は概ね毎年10校ずつ、約10年間かけて96校全ての区立の小中学校に避難拠点である体育館に空調設備を設置します。 よって、引き続き、石神井小学校の体育館にも区に強く早急な空調施設の設置、 費用の議案化にむけて全力でがんばります ②下石神井小学校備品購入費用 約6,500万円を計上しました!! ③下石神井小学校の基礎工事(地盤改良)費用 約5,000万円を計上しました!! ★平成31年4月 OPEN!! 仮)練馬区立下石神井五丁目公園 外周部(住宅側) ・中低木をベースに緩衝緑地を設けます。 ・宅地との境界には高さ2.0mのフェンスを設けます。 運動ゾーン ・高齢者が使用可能な健康器具を配置します。 遊戯ゾーン(南側) ・6~12才(児童)主体として遊べる遊具を配置します。 外周部(道路側) ・緩衝緑地を設け、道路から公園から見通せるよう整備します。 ・道路との境界には高さ80cm程度のメッシュフェンスを設けます。 遊戯ゾーン(南側) ・3~6才(幼児)を主体として遊べる遊具を配置します。 草地(ニッケイの根回し工事について ) ニッケイの木については公園 整備工事に伴い移植をする予定ですが、移植後の生育をよくするための処置(=根回し)を以下の期 間で行います。 ※本整備工事とは別に 先行して行います。 平成工事期間:30年3月上旬~ 平成30年3下旬(予定) 川澄まさひこ 議会レポートvol.55より抜粋
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川澄まさひこからのご挨拶 2018年 7月 18日
その他
かわすみ 雅彦
練馬区議会自由民主党
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
早いもので、 練馬区議会議員として3年が経ちました。 この間、地元の皆様にお約束した、 病院の増床、住みやすい街づくり、 道路の整備、カ ーブミラーの設置、地区区民館の改修、 西武新宿線の高架化(地下化)等々、 山積する様々な地元の課題に取り組み、 着実に一歩一歩、前進し、実行してまいりました。 前川あきお区長を支えながらも、 一方では、その政策に対し、行政に対し、 是々非々の姿勢で取り組んでまいりました。 区議会自民党の一員だからこそ、 様々な課題の実現が着実に前進することが出来ます。 勿論、我々自民党として、改善すべきは改善し、 個人としても反省すべき点は反省しながらの毎日であります。 我が練馬区は、昭和22年に板橋区から独立し、 人口11万人であったまちは、 72万8千人が暮らす大都市へと成長しています。 一方、発展が急激であっただけに 練馬区の特に西側(下石神井エリア)の鉄道や道路などの インフラ整備が不十分なまま都市化が進みました。 大きなハンデですが、チャンスととらえることも出来ます 。 豊かなみどりや農地が残り、地域の絆も生きています。 今後とも、地元の皆様とともに、 地域 の課題を着実に解決に向けて前進することをお約束し 「川澄まさひこ」から のご挨拶と致します。 「平成30年議会レポートvol.55」 より ★かわすみ雅彦 プロフィール http://tokyo-nerima.giin-news.jp/Profiles/view/kawasumi_masahiko
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人生の本舞台 2018年 3月 13日
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-8
平昌オリンピック・パラリンピックでの熱戦は 記憶に新しいところだ 四年に一度の戦いの場に立つこと そしてそこで、実力の限りを出し尽くすこと 競技中継や 選手たちのコメントを見ながら その場に臨む重圧と 一瞬のために日々積み重ねてきた 努力と時間をおもうと同時に ある政治家の言葉を、おもいだした その政治家とは 明治二十三年の第一回総選挙から 連続二十五回当選 昭和二十八年まで六十三年間衆議院議員を務め 「議会政治の父」「憲政の神様」とよばれた 尾崎行雄(咢堂)である 彼がそう呼ばれたのは 議会政治の黎明期から 依然残っている藩閥や軍部など 議会をないがしろにする勢力と対決してきたからだという 昭和のはじめ 尾崎は盟友である犬養毅を5.15事件で失い 療養中だった夫人も亡くす 自らも病床に伏して打ちひしがれていた時 天啓のように ある言葉が頭に浮かんだという 「人生の本舞台は 常に将来に在り」 たとえ今 どんな苦境にあろうと それを糧にし、前に進むこと 今 どれほど成功しているとおもえても それに満足すれば それ以上の成長はないこと 怪我や逆境にもがき苦しみ その中にあっても 自らを奮い立たせメダルを手にした 幾人もの選手たちの姿に この言葉を 改めてかみしめた オリンピックと並べるのは 少々気が引けるけれども 四年に一度 戦いを迎えるのは 地方議員も同じ、である 自分自身 信念を持って議員として生きてきたという自負がある だが 時局や政局が 自分のおもわぬ方向に展開してしまうこともある 自分がこれまで大切にしてきた 政治家としての「流儀」が 通用しない場面に遭遇することも、多い 一体何を信じればよいのか どうすればよいのかと 考え込んでしまうこともある そんな時 私はいつも この尾崎の言葉を、おもう なぜなら彼が 人生の本舞台を将来に見据え 軍部の台頭に再び立ち向かう闘志を奮い立たせた その時は 今の私と同じ 七十代半ばのことであったから 私なりの 区議会議員としての生き方で 前に そして次に進むこと 私のこれからの、目標である 憲政記念館に掲げられる 九十四歳の尾崎がしたためた 「人生の本舞台…」の書はまた 人生百年時代の 心の支えでも あるのだ
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我が家とのしばしの別れにおもうこと 2017年 12月 14日
まちづくり
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-7
この夏、引っ越しをした。 区が進める 「密集住宅市街地整備促進事業」に伴う 生活基幹道路A路線の整備(拡幅)のためである。 貫井・富士見台地区まちづくり計画は この地区の 歩道のない、狭く曲がりくねった道路や 公園緑地の少なさ 新耐震基準以前の建築物の多さ などの問題を解決し 災害に強く、安全・安心で住みよいまちづくりを 実現するために 平成23年から始まったもので 今回、私の自宅を含むエリアが対象となったのである。 引っ越しにあたって 荷物を整理してまとめるには 随分時間がかかった。 懐かしい写真や、おもいがけないものが出てきて 色々と考えることも多かった。 しかし何よりも 十数年暮らした我が家が このあと取り壊されること、に、さみしさを覚えた。 孫たちが生まれ、育ってきた家。 小さな庭には 二番目の孫の河津桜をはじめ それぞれおもいでのある樹々。 家に対する愛着とは、これほどなのか、と 少し、おどろいた。 住み慣れた貫井町から離れたマンションでの仮住まいは 部屋数からも 今までのように「自分だけの空間」を持つことが難しい。 今はまだ何となく、落ち着かない感じだ。 今回のことで、改めておもったのは 災害で家を失った被災地の人たちのことだ。 私のように、区の事業で 計画も日程もある程度分かっていての 自宅の取り壊しであっても これほどに労力を使い、気持ちの整理も必要である。 ましてや 突然の災害に見舞われ 自然の力に抗うこともできず 住み慣れた家やまちを そっくりそのまま失ってしまうことは どれほど辛く、かなしく、 言葉にならないほどのおもい、であろうかと。 そしてまた 仮設住宅など、これまでと異なる住環境に 長期に身を置き 復興に向けて努力していくということは どれほど大変なことだろう、と。 東日本大震災以降にも、数々の災害が起こり 今年の夏も豪雨や台風の被害が発生した。 復興関連の記事も 被災状況を伝えるニュースも 今の私には 今までより一層、重く感じられる。 被災地の人たちの気持ちをおもい 心を寄せ続けること。 今一度、しっかりと心に刻みたいと、おもう。 まちづくり事業は 20年以上の長い時間をかけて進められる 地域の皆さまの ご理解とご協力なくして、進まない事業である。 今後も、この事業によって 住み慣れたまちが より住みよいまち、愛せるまち、になるよう 区政の場で、努力していきたい。
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変えるのか 変わるのか 2017年 12月 14日
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-7
今年の春 中学を卒業した孫と 初めてふたりで旅をした。 目的地のひとつは 私が学生時代に 大変お世話になり影響を受けた 薬師寺。 旅行の日程が花会式に当たるので ぜひ見せたい、とおもったのだ。 村上太胤管主にもお会いし昔話をしていると 管主が急に おじいさんが結んでくれたご縁なのだから 法要期間、薬師寺に泊まって奉仕活動をしてはどうかと 孫に勧めはじめた。 本来は高校生以上が参加するのだが 4月には高校生になるのだから特別に許可しようと言われ さあ、どう答えるか、とおもっていたら 「よろしくお願いします」と一言。 少し驚いたが それから二日間、花会式とお寺での生活を経験し ひとり新幹線に乗って戻ってきた。 どうしているだろう、と、少々気をもんでいたが 帰ってきたときの表情も、その後の雰囲気も これまでと少し違っているような 彼の中で何かが、ちょっと変わったのかもしれない そう、おもった。 自分で選んだ高校に進み 幼いころからの夢に向かう孫の横顔は 最近、時にとても、大人びて見える。 昨年来、政治の世界では「変える」という言葉が キーワードになっているようにおもう。 都知事を始めとして様々な政治家が 議会や行政のあり方を「変える」という。 しかし、私にはこの「変える」という言葉が 少々傲慢であるようにおもえてならない。 時代や社会が変化していく中にあって 議会や行政、議員や施策も変わっていくのは当然であり また、変わらなければならないもの、である。 しかし、今言われている「変える」は 今の議会や行政を、古いもの、変えるべきものとして対峙し 自分たちのやり方こそが正義であると述べるための 方便であるように感じる。 もちろん 我が自民党にも、練馬区議会にも、練馬区政にも 変えるべきところは多々あるとおもう。 しかし、何もかも変えればいい訳でも、ない。 むしろ私を含めた、議員一人ひとりの意識 行政に携わる職員一人ひとりの意識が ほんの少しでいい、「変わる」ことの方が 議会や政治を、 後々大きく「変える」きっかけになるのではないか。 時に大ナタを振るう必要があることもまた 事実ではあるのだけれど。 人が「変わる」きっかけは様々である。 孫にとって、薬師寺との出会いもそのひとつであったなら 祖父名利に尽きる。 そしてもうひとつ、彼に贈る言葉は 「心変わりだけはせず、前に進め」 である。
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今 ここにいる ありがたさ 2017年 1月 27日
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-7
練馬で生まれ育ち これまでの人生のほとんどを 練馬で過ごしてきた私だが もうひとつ 大切におもっている「ふるさと」がある 母の実家のあった、千葉県のとあるまちである 小学生のころまで 毎年夏になると 母に連れられてそのまちへ行き 母の実家に寝泊まりして過ごしていた 浜辺で地引網を引き 池に魚を取りに行き 田畑で虫を取り ・・・朝から晩まで、自然の中で遊びまわった 一人っ子だった私にとって 親戚の子たちと大勢で過ごすこともまた 実に楽しかった 幼い私に刺激を与えてくれた 新鮮な魚の味、海のにおい、真っ青な空は 間違いなく 今の私の一部になっている、と、おもっている そんな千葉の「ふるさと」には 先日閉店した、秩父の蕎麦屋のご店主 お勧めの日本酒の酒蔵もある いつか訪れてみたいとおもい続け 昨年10月のある日、ようやく実現した 東京から特急に乗り込み 1時間と少しで到着 子どもの頃には 朝練馬を出て、電車を乗り継いで到着すると 夕方になっていたのとは ずいぶん違っている 駅前の風景も 子どもの頃の記憶とは違っていて すぐには馴染めなかった 母の実家は駅の東側だったという記憶と 地図を頼りに進むと 酒蔵が見えてきた 杉玉のつるされた木の門をくぐり 作業場に併設された販売コーナーに行くと 若い女性が それぞれの酒について説明しながら 試飲させてくれる 秩父の蕎麦屋で一番多く飲んだもの 自然農法で育てた米で仕込んだもの 仕込み方の違いでまるでワインのような味のするもの 40年熟成の古酒など 一口ずつではあるが、様々な味わいに この蔵に出会えてよかったとおもった 説明をしてくれた女性はこの蔵の娘さんで 彼女もまた 自分の蔵の酒を大切におもい 自分の言葉でその酒の味や香り、作り方を伝え 大切に味わってもらいたいとおもっているのだな、と感じた 試飲しているとき この蔵の四代目にお会いできた 秩父の蕎麦屋でこの酒に出会ったこと 自分の母の実家がこの地であり 幼いころ夏を過ごしたことなどを話した 四代目の顔はおだやかだが 自らの蔵を守り育てた強さも感じる この蔵の酒を思わせる方であった 秩父の蕎麦屋のご店主も 四代目も 本当に良いご縁をいただいたとおもう そして 同世代である自分もお二方のように 自分のおもう道を まっすぐに生きていきたいと 心から、そうおもった 結局 母の実家は見つからなかったが 川や海辺 丘や生け垣の小路など 幼いころに見た風景は、まだ、残っていた 小春日和 少し汗ばみ歩きながら 母をおもい これまでの自分の人生をおもい 自分がいま、ここにいることのありがたさに 胸があつくなった
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「出たい人」より「出したい人」 2016年 12月 1日
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-7
おかげさまで 今年私は、議員生活35年を迎えた 節目の年 よく、おもいだすのは 初めて選挙に出馬したときの 様々なことだ そのころ私は 父の代からの自動車整備業を営んでいて 議員になる、などということは まったく考えたこともなかった それが それまで支援していた議員に代わる人間を擁立し 次の選挙を戦わなくてはならなくなった 地元の方々の話の中で 様々な理由から 私の名前が出てきた、というのだ 出馬するよう説得にやってくる 地元の人たちの 「お前にやってほしい」という 真剣な気持ちに 押しつぶされそうになりながら 大変に悩んだあげく 私の足は いつの間にか 奈良 薬師寺へと向かっていた 高田好胤猊下は いつものように迎えてくださったが 何故私がやってきたのか まったく訊ねもしない 三日ほど経ったころ ようやく私が ことの顛末とともに 「どうしたらよいか、分かりません」 と告げると 好胤猊下は、ただ、ひとこと 「関口、アホになれや」 この言葉と 薬師如来さん、日光さん、月光さんのお顔を見て 私はようやく 支えると言ってくれる人たちの気持ちに応えること ただ、それだけのために生きる 「アホ」になろうと決心したのである 以来これまで アホであることを自覚し アホだからこそ 様々に人に訊ね、教えを乞い、 アホなりに考える議員生活だったとおもう 日本の政治史に 大きな足跡を残した女性政治家のひとり 市川房江氏の言葉に 「出たい人より、出したい人」 というのがある 私の思想信条としては 市川氏と それに続く方たちとは相容れない部分も多いが この言葉については 言い得て妙、というか 自分が議員になった経緯は まさにこの言葉のようであったと、おもう 「出たい人」ではなかった私が 私のことを「出したい人」だと おもってくれる人たちに支えられて 選挙を戦い議員となり 紆余曲折はありつつも 35年、議員として 仕事をする立場を与えていただけている 本当に おかげさま・・・とおもわずにいられない 人生である ところで 先般の都知事選では この言葉の 奥深さと難しさとを 改めておもうことになった 他に先駆けて出馬を表明した小池氏は その時点では 「出たい人」、であった それに対し 自民党も他党も 「出したい人」を選んだ、と言って 別な候補を擁立した しかし その候補者が 「誰にとって、出したい人」なのか 「何のために、出したい人」なのかが 不透明であったと、おもう そうこうするうち 本気で都政に向かおうとする 小池氏の姿勢と明快な発言が 有権者の心を動かし 彼女は 「出たい人」から「出したい人」に そして「なってほしい人」に なっていたのだと、おもう そんな 「うねり」を感じさせる結果であった 今年も 残すところ二ヶ月を切った 好胤猊下の説法を読み返し これからもアホであり続けねば、と 気持ちを引き締める そんな晩秋の夜である
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奈良・薬師寺 村上太胤管主講演会のご案内 2016年 10月 8日
その他
関口 和雄
練馬区議会自由民主党副幹事長
練馬区議会自由民主党
2018-11-7
おかげさまで 今年 議員在職35年表彰と 総務大臣感謝状をいただきました ただ政治家として日々を積み重ね 今日に至る その最初の決意を決めたのは 大学時代からお世話になった 奈良・薬師寺で 高田好胤猊下の 「関口 アホになれや」 この ひとことでした 私にとって とても大切な薬師寺さんとのご縁で 今年も 薬師寺管主をお迎えして講演会を開催します 思想、信条に関わらず 多くの皆さまに 村上太胤管主のお話に触れるひとときを お過ごしいただければとおもっております 参加ご希望の方は メールまたはファックス、お葉書にて お名前、ご住所、ご連絡先をお知らせください どうぞよろしくお願いいたします 奈良・薬師寺 村上太胤管主講演会 ~般若心経の心 さわやかに生きる~ 日時:平成28年10月29日(土) 午後3時(午後2時半開演) 場所:練馬区立練馬第二小学校 (練馬区貫井2-31-13) 会費:¥1,000 (当日会場でお支払ください) 連絡先は メール:sekiguchi.kazuo.nerima@gmail.com FAX:03-3998-1752 お葉書の場合は 〒176-0021 練馬区貫井3-53-8 関口和雄事務所