上野ひろみ議員一般質問(練馬区のスポーツ振興について)と答弁
7.練馬区のスポーツ振興について
区のスポーツ施策についてお伺いをいたします。
初めに、総合体育館の改築についてであります。
総合体育館は昭和47年に区内初の区立体育館として開設されました。
これまで各種スポーツ団体の大会会場として、また地域の身近なスポーツ活動の場として多くの区民の方々が利用されてきました。
一方で、老朽化やバリアフリーなど設備環境の改善、多様化する競技種目への対応など多くの課題もあり、平成22年度から改築に向けた検討を開始したものの、東京2020オリンピック・パラリンピックによる建築需要の増大に伴う建築費の高騰などにより、延期となった経緯があります。
こうした中、昨年3月に策定された公共施設等総合管理計画 実施計画では、現在地での改築を基本に、令和8年度から基礎調査を実施するとの計画が示され、これに先立ち、令和7年度に総合体育館の改築に向けて調査を実施すると聞いております。
そこで、この調査の狙いとどのような調査を行うのかお伺いいたします。
あわせて、今後の改築スケジュールと総合体育館の改築への区の意気込みをお聞かせください。
次に、フェンシング競技についてお伺いいたします。
昨年の夏、パリ2024オリンピックでは、練馬区にゆかりのあるフェンシング3選手が金メダル、銀メダルを獲得され、区で初となる区民栄誉賞が贈呈されました。
私も顕彰式に参加させていただき、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。
今後も練馬区からフェンシングのメダリストが輩出されることを期待しておりますが、そのためには、多くの区民の方にフェンシングの楽しさを知っていただくことが必要ではないかと考えます。
とはいえ、一般的にフェンシングを体験する機会が少ないのが現状であり、ぜひともフェンシング競技の振興に取り組んで頂きたいと考えますが、区の御所見をお伺いいたします。
この項の最後に、ユニバーサルスポーツについてお伺いいたします。
区は第3次みどりの風吹くビジョンにおいて、緑の中で、誰もがスポーツを楽しめるまちを掲げ、ユニバーサルスポーツの機会の充実を図るとしています。
ユニバーサルスポーツは、障害のある方もない方も一緒に楽しむことができるスポーツです。
障害のある方、気軽にある方が気軽にスポーツを楽しんで頂ける場であるとともに、障害のある方への理解と共感が深まる機会でもあります。
こうしたことから、ユニバーサルスポーツの振興の必要性が今後一層高まると考えております。
今年は、大会100周年となる第25回夏季デフリンピック競技大会が東京都で開催されます。
障害者スポーツの理解促進が進む中、ユニバーサルスポーツの振興について、今後の取組を含め、区のお考えをお聞かせください。
練馬区のスポーツ振興について 地域文化部長答弁
スポーツ振興についてお答えします。
初めに、総合体育館の改築についてです。
近年ユニバーサルスポーツやアーバンスポーツへの関心の高まり、部活動の地域移行に向けた学校教育との連携など、公共体育館を取り巻く環境は変化しています。
来年度はこうした現況や他自治体の先進事例を調査し、令和8年度から実施する基礎調査に活用します。
その後、区民や有識者の意見を伺う検討組織を設置し、新しい体育館に求められる機能や、効率的に整備するための事業方式などを検討します。
区民のニーズにこたえる新しい体育館の実現に取り組んでまいります。
次に、フェンシング競技についてです。
区ゆかりの選手の活躍を機に、今年度練馬まつりにおいて、フェンシングの体験会を開催しました。来年度は新たに初心者教室を開催するなど、引き続きフェンシング競技の振興に努めてまいります。
次に、ユニバーサルスポーツについてです。
区では、障害のある方もない方も一緒にスポーツを楽しめるユニバーサルスポーツの機会充実、デフリンピックに向けた機運醸成に取り組んでおります。
来年度はボッチャ大会の回数や参加数を増やすなど、参加者数を増やすほか障害のあるお子さん向けのダンス教室を新たに実施するなど、誰もがスポーツを楽しめる機会を充実してまいります。
練馬区のスポーツ振興について 地域文化部長答弁より
上野ひろみ議員一般質問(スポーツ振興について)と答弁
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